子どもの矯正
未来の歯並びを守り、
学びの毎日をもっと前向きに。
「うちの子、いつもお口がぽかんと開いてて…」
「指しゃぶりがやめられなくて、このまま歯並びが悪くならないか心配」
「出っ歯やすきっ歯が目立ってきて、ちょっとかわいそうで…」――
そんな日常の小さな“気になる”に、成長期だからこそできるやさしいアプローチで向き合えるのが、小児矯正です。
永久歯が生えはじめる小学生の時期や、中学生・高校生の成長期は、歯や顎のバランスを整えるための大切なタイミング。
天王寺矯正歯科クリニックでは、矯正を専門とする歯科医師がお子さま一人ひとりの性格やペースに合わせてやさしく丁寧に診療。塾や学校帰りでも通いやすい立地で、中高生の通院にも配慮しています。
子どもの矯正とは
成長の力を活かして、
将来の歯並びと噛み合わせを整える
小児矯正(こどもの矯正)は、あごの骨が成長している時期に行う矯正治療です。大人の矯正とは異なり、歯そのものを動かすだけでなく、顎の成長を正しい方向に導くことが目的です。
治療は、以下の2つのステップに分かれます:
■第一期治療(6〜11歳ごろ)
顎の成長を利用して、歯がきれいに並ぶ土台を整える治療。将来的な抜歯や本格的な矯正の必要性を減らすことができます。
■第二期治療(12歳以降〜)
永久歯が生えそろってから行う本格的な歯列矯正。見た目や噛み合わせをさらに整える仕上げのステージです。
お子さまの成長スピードや歯並びの状態により、治療開始のタイミングや装置の種類は異なります。当院では、精密な診断のもと、その子に合った最適な治療プランをご提案しています。
小児矯正の
メリットデメリット
メリット
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顎の成長を活かして、歯を抜かずに治療できる可能性が高い
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骨格から整えるため、治療後の後戻りが少なく安定しやすい
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顎や顔のバランスを整えることで、将来の見た目にも良い影響が期待できる
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装置の選択肢が豊富
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成長期に対応することで、大人になってからの手術や抜歯のリスクを減らせる
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永久歯の矯正が必要になっても、良い骨格条件でスタートできる
デメリット
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成長を見ながら進めるため、治療期間が長くなることがある
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装置の装着など、本人の協力が必要になる場面が多い
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骨格に強い遺伝的傾向がある場合は、改善に限界がある
第一期治療(小学生)
顎の成長を利用し、歯がきれいに並ぶ土台を整えるための治療です。当院の小児矯正ではトータルフィー制度を導入しており、治療に使用する装置の種類や個数にかかわらず、費用は一律です。 成長の段階に合わせて最適な装置を組み合わせながら、無理なく治療を進めていけます。
ムーシールド
受け口(反対咬合)に使用する、就寝時専用のマウスピース型装置。舌や口周りの筋肉バランスを整えることで、下顎の前方成長を抑え、自然なかみ合わせへ導きます。
使用開始の目安は3〜5歳ごろ。早期に対応することで、将来的な本格矯正や手術の回避につながる場合もあります。
画像出典:ムーシールド〔反対咬合用〕S・M《在庫限り》 | 株式会社 JM Ortho
床矯正(しょうきょうせい)装置
取り外しが可能な装置で、顎を横に広げ、永久歯が並ぶスペースをつくります。
主に夜間や家庭内での装着で使用でき、慣れやすいのが特長です。
T4K(ティーフォーケー)・マイオブレース
拡大装置(急速拡大・可撤式など)
上顎を横に広げることで、歯列の幅を整え、かみ合わせや呼吸の通りを改善します。
症状に応じて固定式/取り外し式を使い分けます。
画像出典:リアルモデル オルソ TYPE9 Appliance(急速拡大装置)(Rapid Palatex Expansion) | 歯科用品・歯科 技工材料ならB.S.Aサクライ
口腔筋機能療法
正しい舌の位置や呼吸、飲み込み方などを身につけるトレーニングです。
歯並びや噛み合わせに影響するクセを改善し、矯正装置による治療をより効果的にサポートします。
第二期治療(中・高校生)
永久歯が生えそろった後に行う、本格的な歯列矯正です。
ワイヤー矯正(表側)
歯の表面にブラケットを装着し、ワイヤーで歯を動かします。幅広い症例に対応でき、精密な調整が可能な方法です。
マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)
透明で目立ちにくく、取り外しもできる矯正装置です。装着時間の自己管理ができるお子さまに適しており、学校生活にもなじみやすいのが特長です。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)を用いた治療について
※マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)は日本国内において薬機法上の医療機器として未承認です。そのため、完成物は医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
※当院では、アライン・テクノロジー・ジャパンを通じて提供されているマウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)を使用しています。
※現在、日本国内には薬機法に基づいて承認されたマウスピース型矯正装置も複数ありますが、当院での取り扱い状況については事前にお問い合わせください。
小児矯正を始める時期
一人ひとりに
「ちょうどいいタイミング」
があります。
3〜5歳
受け口や骨格のズレなど、成長に影響する症状に対応
6〜11歳
顎の成長を利用して、歯がきれいに並ぶスペースを整える
12歳〜
永久歯がそろった後の本格的な矯正
(ワイヤー・マウスピース)
お子さまの歯並びが気になりはじめたら、「すぐに治療」ではなく「まずは相談」がとても大切です。
矯正治療には、乳歯と永久歯が混在する「混合歯列期」に行う【第一期治療】と、
永久歯が生えそろった後の【第二期治療】があります。
それぞれの成長段階に合った方法を選ぶことで、お子さまにとって無理のない、効果的な矯正治療が可能になります。
子どもの歯並びが
悪くなる原因
歯並びに影響する
“日常のクセ”にご注意を
お子さまの歯並びやかみ合わせは、遺伝だけでなく、
日常の癖(習癖)が大きく関わっています。
まだ成長途中の柔らかい骨や筋肉は、
毎日のちょっとしたクセでも歯列や顎の発育に影響を与えることがあります。
よくある“歯並びに影響する癖”
指しゃぶり・爪を噛む
前歯が出てくる(出っ歯)・すきっ歯・かみ合わせのズレ
口呼吸・ぽかん口
上あごが狭くなる・顎が前に出る・歯並びが乱れる
舌を前に出す癖(舌突出癖)
開咬(前歯が噛み合わない)や発音のクセにつながることも
頬杖・横向き寝
顎の左右非対称やかみ合わせのズレの原因に
知っておくと安心です
これらの癖は、放っておくと歯並びやかみ合わせに影響しやすくなりますが、早期の対応で改善できる場合も多くあります。小児矯正では、こうした習癖を見直しながら歯や顎の成長をサポートする治療が可能です。
「クセがあるけど、大丈夫かな?」と思ったら、まずはご相談ください。お子さまにとって無理のない方法で、少しずつ改善を目指していきましょう。
まずは一歩、
無料カウンセリングから
あなたの気持ちに寄り添いながら、理想の歯並びや笑顔に近づく
お手伝いをさせていただきます。安心してご相談ください。
当院の小児矯正が
選ばれる理由
将来を見据えた「歯を抜かない矯正方針」
成長期の矯正は、顎の発育を活かして歯が並ぶスペースを整えることができるため、将来の抜歯や大がかりな治療を避けられる可能性があります。当院では、「できるだけ歯を抜かない」ことを基本方針とし、お子さま本来の歯を活かす矯正を大切にしています。
悪い癖も根本からサポート
指しゃぶりや舌の癖、口呼吸など、歯並びを乱す“日常のクセ”にも専門的に対応。お口周りの筋肉を整えるMFT(口腔筋機能療法)を取り入れ、「治す」だけでなく「崩さない」ための予防型サポートを行っています。
丁寧な説明と通いやすさで、初めてでも安心
専門用語を避けたわかりやすい説明と、装置の使い方までしっかりサポート。また、水曜・土曜・第4日曜も診療しており、学校や仕事と両立しやすい通院環境が整っています。完全予約制で、待ち時間も少なく済みます。
小児矯正の治療の流れ
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1
初診カウンセリング
所要時間:60分程
歯並びやかみ合わせの気になる点について、保護者の方と一緒にお話を伺います。治療が必要かどうか、治療のタイミングなども含めて、わかりやすくご説明します。
実際にお口の中を拝見し、歯並びや噛み合わせ、顎の関節の動きなどを確認しながら、現在の状態を把握していきます。
-
2
精密検査
所要時間:30~50分程
レントゲン撮影や歯型の採取などを行い、お口の状態や顎の成長バランスを詳しく分析します。
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3
診断・治療計画のご説明・ご契約
所要時間:60分程
検査結果をもとに、現在の状態や今後の成長予測、治療方法・期間・費用について詳しくご説明します。
患者様に十分ご理解・ご納得いただいたうえで契約していただき、治療を開始いたします。
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4
矯正装置の装着・治療スタート
所要時間:30分程(装着当日)
治療計画にご納得いただけたら、いよいよ矯正治療を開始します。
お子さまに合った装置を使用し、できるだけ負担の少ない方法で進めていきます。
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5
矯正治療中の定期調整
治療中は月1回程度の通院で、装置の調整や経過観察を行います。
あわせて、歯磨きの指導やお口の癖の改善サポートも丁寧に行います。
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6
経過観察
成長が落ち着くまで、数か月に一度の通院で経過を確認していきます。
その後、必要に応じて第二期治療へ移行していただきます。
矯正治療における
リスクと注意点
矯正治療は、より良い噛み合わせと歯並びを目指す医療行為であり、
多くのメリットがありますが、以下のような注意点やリスクも伴います。
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装置の装着初期に、痛みや違和感を感じることがあります(通常は数日で落ち着きます)
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歯の動き方や治療効果には個人差があり、予定より治療期間が延びる場合があります
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装置の性質により歯みがきが難しくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があります
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保定装置(リテーナー)を適切に使用しないと、後戻りが生じるリスクがあります
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稀に、歯根の吸収・歯ぐきの退縮・神経の障害などが起こることがあります
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装置の破損や脱離、金属アレルギー、顎関節への負担などが生じる場合があります
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成長や加齢、親知らずの影響により、治療後も歯並びが変化する可能性があります
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装置除去時に歯の表面や補綴物(被せ物)に微小な損傷が生じることがあります
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矯正治療は基本的に元の歯並びに戻すことができない治療です
※すべてのリスクや注意点については、治療前に文書で丁寧にご説明いたします。
ご不安な点がありましたら、いつでもご相談ください。
まずは一歩、
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歯並びのことで悩むのは、
もう終わりにしませんか?
あなたの気持ちに寄り添いながら、理想の歯並びや笑顔に近づく
お手伝いをさせていただきます。
安心してご相談ください。